エルピオでんきの提供が再開しました。2022年に電力事業が撤退していたのに大丈夫なの?料金は安いのかを徹底検証します。

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電力

エルピオでんきがの提供が2023年5月から再開されましたが、

今回はエルピオでんきの料金から注意点まで徹底解説します。

また、電気代を安くする方法もお伝えします。

エルピでんきとは?評判はどうなの?

エルピオでんきとは、株式会社エルピオが提供している電力小売販売代理事業の名称です。本社は千葉県市川市にあり、プロパンガスの供給および各種ガス機器の販売や、都市ガス供給および各種ガス機器の販売をメインにしている会社です。

2016年の電力小売り市場の自由化から「エルピオでんき」として電力市場に参入しましたが、電力事業サービスを2022年4月30日(土)に停止することを発表しました。

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始したことにより、エネルギーの燃料価格の高騰につながったことをはじめ、 「季節外れの寒波」が到来し、暖房利用などによる電力需要の増加によってJPEXの市場価格が高騰し、 政府は2022年3月22日に東京電力および東北電力管内に対し、「電力需給ひっ迫警報」を発令しました。

そのような状況下で、安定した電力供給が出来なくなるとのことで、 「エルピオでんき」は 電力事業サービス を4月末で終了しています。

そして、今回は受け入れ世帯数の上限を設けることで継続的で持続可能な電力供給が可能という名目で2023年5月1日より都市ガスとセット、プロパンガスとセットの方限定で、「エルピオでんき」の提供を再始動しました。

エルピオでんきの料金プランは?

エルピオでんきは2022年にサービスを提供する前の料金プランは、料金設定が業界最安値でした。

旧プランと新プランを比較してみました。

まずは旧プランです。

契約電流アンペア基本料金(定額)120kwhまで/月(従量単価 )121kwh~300kwhまで/月(従量単価 )300kwh~/月(従量単価 )
スタンダードプランS 40A1086.8円18.84円23.03円25.78円
スタンダードプランS 50A1344.2円18.84円23.03円25.78円
スタンダードプランS 60A1613.04円18.65円23.03円25.78円
スタンダードプランL(1kVAにつき)268.84円18.69円23.3円25.78円
東京電力管轄

次に新プランです。新プランは2つのプランがあり、固定料金プランと市場連動プランで設定されています。

まずは固定料金プランです。新プランの固定料金プランは基本料金が無料で、使用した分の従量料金だけとなります。別途、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、ハルエネが定める需給管理費 (5.5 円 /kWh)が発生します。

契約電流アンペア基本料金(定額)120kwhまで/月(従量単価 )121kwh~300kwhまで/月(従量単価 )300kwh~/月(従量単価 )
スタンダードプランS 40A0円37.80円37.80円37.80円
スタンダードプランS 50A0円37.80円37.80円37.80円
スタンダードプランS 60A0円37.80円37.80円37.80円
スタンダードプランL(1kVAにつき)0円37.80円37.80円37.80円
東京電力管轄

エネチェンジで電力比較を行う

次に市場連動プランです。市場連動プランは従量単価が市場と連動しているため、単価が変動するプランとなります。市場連動プランは固定料金プランと同様に基本料金は無料(最低月額料金)です。発生する費用としては最低月額料金、電源料金、固定従量料金で構成されています。

電源料金とは、30分毎の電力使用量に、電力エリアのエリアプライス(a)をエリア損失率(b)で修正し
た値に、お客様の使用電力量を乗じた金額です。エリアプライス(a)とは一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場における30分毎の東京エリアのエリアプライスを指します。(b)損失率とは、各一般送配電事業者が託送供給等約款に定める損失率を指し、現状では6.9%として計算されます。

一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)とはJEPX(日本卸電力取引所)とは? JEPX(Japan Electric Power Exchange)とは、2003年に設立された日本で唯一電気の売買ができる市場です。

固定従量料金とは、各エリアの当該一般配送電事業者の託送供給等約款で定められた「電灯標準接続送電サービス」の料金を基にエルピオでんきで算出した託送費9.61円/kwhを需給管理費に、お客様の使用電力量を乗じた金額になるとのことです。別途、再生可能エネルギー発電促進賦課金が発生します。

契約電流アンペア基本料金(定額)120kwhまで/月(従量単価 )121kwh~300kwhまで/月(従量単価 )300kwh~/月(従量単価 )
スタンダードプランS 40A0円30分ごとに変動30分ごとに変動30分ごとに変動
スタンダードプランS 50A0円30分ごとに変動30分ごとに変動30分ごとに変動
スタンダードプランS 60A0円30分ごとに変動30分ごとに変動30分ごとに変動
スタンダードプランL(1kVAにつき)0円30分ごとに変動30分ごとに変動30分ごとに変動
東京電力管轄

電力会社に切り替える際の費用や、解約時の違約金は?

WEBで申込が完結する為、楽に切り替え手続きが出来て、切り替え手数料が無料です。契約期間の縛りもないので、解約時の違約金も無料となります。

電気メーターがスマートメーターでない場合には、「一般送配電事業者」が無料でスマートメーターに取り替えをするので、申込みから解約まで費用は発生せず、電気の使用量のみの支払いになります。

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再生可能エネルギー発電促進賦課金とは?

再生可能エネルギーの導入を促進するため、国の法令に基づき創設された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に定められた価格で再生可能エネルギー電力を買い取るための財源を、電気の使用者全体で負担するための賦課金です。

各地域電力会社からの検針票にもこの賦課金が記載されており、どの電力会社から電気を購入する場合であっても、賦課されます。毎年5月に料金改定が行われます。

詳しくは、資源エネルギー庁のWEBサイトをご確認ください。

エネチェンジで電気代を見直す

市場連動プランのリスク

実は現在(2023年5月現在)、地域電力(東京電力等)が電気料金の値上げを発表しましたが、日本卸電力取引所(JEPX)の電気卸売価格は安定している状況となります。

なんと2023年3月以降は10円/kwh以下で推移している状況となります。話は変わりますが、電力会社も過去の赤字分を回収しに来ているのだと思います。

市場連動プランは、電力取引所(JEPX)の電気卸売価格に連動しているため、現在みたいに安定している時は安く利用出来て良いですが、上記で記載したように、2022年のような状況になると電気代金も数倍になる恐れがあるので注意が必要です。

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まとめ

撤退前のような業界最安値の料金設定ではないというのが実情です。基本料金は無料ですが、従量料金の他にも、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、エルピオが定める需給管理費 (5.5 円 /kWh)、特に需給管理費が割安感をなくしています。

切り替え手数料や解約料金が無料となるので、しっかり電力取引所(JEPX)の電気卸売価格を気にして、市場連動プランにすれば、電気料金は安くできると思いますが、すぐにエルピオでんきから変更できない等のリスクもあるので、注意が必要です。

だからこそ、電気代を安くしたいのであれば、電力会社は電力比較サイトで比較をしてから変更するのがおすすめです。

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