NTTが2024年4月1日より「ワイヤレス固定電話」の提供を開始します。料金からメリット・デメリットを解説します。

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固定電話

NTTは2024年4月1日から「ワイヤレス固定電話」の提供することを発表しました。

今までの光電話との違いや注意しなくてはいけないポイントも解説します。

ワイヤレス固定電話とは、利用者にできる限り負担をかけずに、引き続き固定電話サービスを維持していくため、メタルケーブルの老朽化等に伴う再敷設を回避する観点から、山間エリア・離島エリア等において、モバイル網を活用した無線による固定電話(ワイヤレス固定電話)のことを言います。

NTTは、メタルケーブルの老朽化等により、固定電話サービスを提供し続けることが困難となっていく中、今後も安定的に電話サービスを提供するため、新たに、「ワイヤレス固定電話」を2024年4月1日(月)より開始いたします。なお、「ワイヤレス固定電話」の提供にあたり携帯電話網(他者設備)を用いる必要があるため、総務大臣に対し、日本電信電話株式会社等に関する法律(以下、「NTT法」)第2条第5項ただし書の規定に基づき、他者設備を用いた地域電気通信業務に係る認可申請を行っています。

月額の費用を下記にまとめました。

基本料金(月額)<住宅用>
3級取扱所 :1,870円、2級・1級取扱所 :1,760円
<事務用>
3級取扱所 :2,750円、2級・1級取扱所:2,640円
通話料金
(国内の固定電話宛)
全国一律3分8円(税込 3分8.8円)
初期費用契約料: 880円
工事費: 22,000円
※税込み

NTT法で定められる以下のエリアであって、携帯電話事業者がサービス提供を可能とするエリアのみの提供となります。

  1. 山村/半島/離島振興法等の対象地域、かつ加入電話回線密度が18回線/km2未満のエリア
  2. 上記以外の地域で、特別な事情によりメタルケーブルでの提供が著しく不経済なエリア
  3. 災害時等において一時的に自ら設置する設備による電話の役務の提供が困難となるエリア

ワイヤレス固定電話のメリットを下記にまとめました。

ワイヤレス固定電話のメリット
  • 災害時等において一時的に自ら設置する設備による電話の役務の提供が出来ない場合に利用できる
  • 山村/半島/離島振興法等の対象地域であれば利用できる
  • 上記以外の地域で、特別な事情によりメタルケーブルでの提供が著しく不経済なエリアで利用できる
  • 現在ご利用中の電話番号・電話機等はそのまま使える
  • ひかり電話と違いインターネットの契約が不要

メリットとしては、利用場所のエリアに対象の方のみとなりますが、固定電話だけの安価なプランを利用できることにあります。

ワイヤレス固定電話のデメリットを下記にまとめました。

ワイヤレス固定電話のデメリット
  • 対象のエリアでしか利用ができない
  • キャッシュバックなどのキャンペーンがない
  • 携帯電話とのセット割がない
  • 代表機能やダイヤルイン等、主に法人のお客さまにご提供している一部サービスは利用できない

法人向けのサービスがりようできなかったり、対象のエリアでしか利用できないので、対象者が少ないことがデメリットに挙げられます。

下記が、「ワイヤレス固定電話」の提供要件・提供イメージです。

総務省の資料参照

NTTの資料参照

「ワイヤレス固定電話」は限られた一部の地域向けのサービスとなります。

メタルケーブルの老朽化等に伴う再敷設を回避する観点から、山間エリア・離島エリア等において、モバイル網を活用した無線によるワイヤレス固定電話のサービスです。

(参考) ワイヤレス固定電話の主な提供要件に記載があるように、接続品質は加入電話と同等とのことなので、安心して利用できるサービスです。

また、2024年3月7日にNTTから発表されたISDN回線(INSネット)が終了された影響で、用意されたサービスといえるでしょう。

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