移転や引越しをしても、固定電話の番号を変えたくない方必見です。
番号を変えずに固定電話を引越し先に持っていくことはいくつか条件があるので、お伝えしていきます。
まずは利用しているサービスの確認
条件を説明する前に、固定電話番号には大きく分けると4種類に分類されるのですが、ご自身がどのサービスを利用しているかによって内容が変わってくるのでご説明します。
- NTT加入電話
- 直収電話
- 光電話(IP電話)
- CATV電話
種類 | 特徴 | 主なサービス名 |
NTT加入電話 | NTT東西が提供している電話で、銅(メタル)線を利用した通信方式 | アナログ・ISDN回線 |
直収電話 | NTT東西以外が提供している電話で、銅(メタル)線を利用した通信方式 | おとくライン(ソフトバンク)等 |
光電話(IP電話) | インターネット提供会社が光ファイバーを利用した通信方式 | 光電話、IP電話 |
CATV電話 | ケーブルテレビを提供している会社が同軸ケーブルを利用した通信方式 | JCOMフォン等 |
ご自身が利用しているサービスを確認しましょう。
番号を変えずに、引越し(移転)先で固定電話を利用するには
基本的に固定電話は上記の4つに分類されます。では、実際に引越し先が現在ご利用されている場所と、どのくらいの距離であれば、同じ番号を持っていけるのかを下記にまとめてみました。
種類 | 番号を持っていける地域 | 番号ポータビリティ |
NTT加入電話 | 同一の電話局舎内のみ(同じ市区町村まで範囲が多い) | 〇 |
直収電話 | 同一の電話局舎内のみ(同じ市区町村まで範囲が多い) | × |
光電話(IP電話) | 同一の都道府県(稀に住所によっては例外あり) | △ |
CATV電話 | 同一の都道府県(稀に住所によっては例外あり) | × |
あくまでも、引越し後に、現在ご利用いただいてるサービスを利用出来ることが前提となります。
NTT加入電話と直収電話に関しては、100%とはいかないですが、銅線(メタル回線)を利用したサービスとなるので、番号を持っていける地域であれば同じ番号で持っていける可能性は高いです。
建物や国道に面した場所の場合はメタル回線でも持っていけない可能性があるので、契約している電話会社に連絡をして確認するまたは、インターネットの代理店に確認することをおすすめします。(契約している電話会社の方が、現状の利用状況を把握しているので、話は多少は早いかと思いますが、代理店の方がお得に引越しできる可能性が高いですし、電話してからオペレーターに繋がるまでが早いです)
その理由は別記事で記載しているので、お時間がある際は見ていただければ幸いです。
CATV電話の場合は、引越し先でCATVが利用できないことがあるので注意が必要です。
番号ポータビリティを記載していますが、引越し後に同一サービスがなかった際にの参考にしてみてください。
インターネットの代理店であれば下記の会社がおすすめです。
注意点としては、現在、光電話やCATVを利用中でも、番号を取得したのが、NTT加入電話の場合は番号を持っていける地域は、同一の電話局舎内のみ(同じ市区町村まで範囲が多い)となります。
結論としては、引越し先で同一サービスを利用することが出来れば、NTT加入電話と直収電話は同一の電話局舎内のみ可能、光電話(IP電話)とCATV電話は同一の都道府県であれば、同じ番号を持っていくことが可能です。
ただし、光電話(IP電話)とCATV電話を利用中でも、固定電話の番号を取得したのが、NTT加入電話であれば、持っていけるエリアは狭くなります。
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引越し先で同じ番号を持っていけない場合はどうしたら良いの?
どうしても固定電話の番号を変更したくないという方もいらっしゃると思います。そんな方に出来る方法をお伝えします。
- 通信会社が提供している転送オプションサービスを利用する
- クラウド電話サービスを利用する 例えばスマホで03や0120。転送じゃない。発信、着信、内線化。クラウドPBX「ナイセンクラウド」
通信会社が提供している転送オプションサービスとは、NTT系列のサービス名でいうとボイスワープです。ボイスワープは設定した電話番号に転送をしてくれるサービスとなります。
各社名称は異なりますが転送サービスはオプションで用意されている会社がほとんどだと思います。ご自身の携帯電話を設定すれば、転送されてご自身の携帯電話で電話を受けることが可能となります。
デメリットとしては、転送までの通話料は、電話をかけた方の負担ですが、契約者から転送先までの通話料は、契約者の負担となることです。電話を受ければ受ける程、通話料金が自身にかかることとなります。
クラウド電話サービスであれば、移転前の住所登録のみでOKかも?
クラウド電話サービスとは、固定電話を置かずに、スマートフォンのアプリを利用して電話を受けるサービスです。
個人の方から、起業される方から、複数オフィスがある方から多種にわたって利用用途があるサービスとなります。
こちらを利用することで、固定電話が不要でスマートフォンがあれば電話を受けることが可能となります。転送という概念ではなく、直接スマートフォンで電話を受けることが出来るのでオプションの転送サービスと違い、受けた分の通話料金がかかりません。
こちらのサービスに関しては、提供できるエリアが限られているのがデメリットとなります。下記にて、クラウドサービスを利用しているので、問い合わせをしてみて下さい。
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さいごに
近場の引越しや移転であれば、固定電話の番号を変えずに利用することが可能な場合でも、代理店を通すことでお得に、引越しすることが出来ます。
もし、引越しや移転で番号が変わってしまうよという方は、一度、クラウド電話を検討してみるのも良いかと思います。もし分からないことがあれば、是非、お問い合わせください。
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